「どーーーーーーーーーしてもカニが食べたい!」ってなる時ない? 記者は年に数度、そういった発作に襲われる。ある時、その欲望のままにカニを購入。せっかくなのでと友人を招き、カニ鍋パーチーを開くことにした。カニとひと口に言っても、ズワイガニ、ケガニなど色いろある。

その時に記者が選択したのは、甲羅が大きく足も太目なタラバガニ。「このボリュームたっぷりさが良いよね~」とバクバク食べていたところ、友人がボソッとつぶやいた。「タラバガニって、カニちゃうねんで」と。調べてみると確かに……ナンテコッタイ。お前さん、そんなナリしてカニじゃなかったんか! 

・憧れのカニ

記者は福岡県宗像市の出身なため、海産物に恵まれた暮らしを送って来た。なんてったって車を十数分走らせれば、海があるからな。「昨日の夜中、イカ釣り漁船に乗ってさ~」という話をクラスメイトがしていたこともある。そんな環境なため魚市場やスーパーに並んでいる魚は大体友だち、ってなもんだ。

しかし、そんな記者でも憧れてやまないのがカニだ。カニはまあソコソコ限られた地域でしか採れないからか、冷凍は別として、めったに福岡でお目にかかれることはなかった。ないものねだりだろうか、反動でたまにどうしてもカニが食べたくなるのだ。

・実はヤドカリ

そしてたまに食べられた時には思う存分カニでお腹を満たしたい、そう思うのは当然の流れだろう。となればズワイも良いが、やっぱりタラバガニでしょう……ということで、冒頭の流れになったのだ。しかしこのタラバガニ、とんでもない隠し玉を持っていた。

答えから言ってしまうが、やつは実のところエビ目ヤドカリ下目タラバガニ科というではないか。そう、分類学的には“ヤドカリ類“” なのだそうだ。いやいや。お前さん、ヤドカリだったんかい! 

ヤドカリはエビやカニと同じ “十脚甲殻類” とかいうものの仲間とのことだから、まるで別ものという訳でもないのだろうか。よくわからんが外形はカニ型なのに、なんとも不思議な生きものである。記者が今まで美味しい美味しいと思いながら食べていたカニは、ヤドカリだったのだなあ。

まあそうは言うものの、ヤドカリであろうとなかろうと、タラバガニの魅力は変わらない。今後も積極的にタラバガニでカニ欲を満たしていきたいところである。奇しくも6月22日は「カニの日」なのだそうだ。みんなも一緒にヤドカリ、もといタラバガニでレッツパリーしようぜ! 

Report:K.Masami
Photo:Rocketnews24.